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  ステキ作品(BL含)と声に愛を。・・・眼鏡装着、準備はOK。
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途中からだけど 「にっぽんの芸能」 という番組を見ました。
伝統芸能といえば、4年ほど前に板東玉三郎さんの「鷺娘」を観に行ったことがあるぐらい。

今夜は「能」の特集をしていてたんですが、日本の伝統芸能っておもしろいですよね。
「能」にも「歌舞伎」にも同じ物語や人物を扱った演目があるんですね。初めて知りました。
例えば、「道成寺」とか、「勧進帳」とか。
このあたりは有名なので、私のようなド素人でもおおまかなあらすじだけはわかります。

でも不思議なことに、同じ物語でも能と歌舞伎ではまったく違うイメージを抱きます。
「能」は静、「歌舞伎」は動といったような演出の違いがあるからでしょうか。

今夜見たのは「道成寺」(一部)でした。
徹底的に質素な演出の能は見る側の想像力をかき立て、多くを語らず、心情を察するといった日本人が持つ気質が見て取れます。
狂うほどに人を強く想う女の情念の化身=蛇体が、怒り、恨みのままに道成寺へとやってくるのですが、その存在にこちらが同調してしまうような深く静かな寂しさをも感じます。
また、蛇体を祓うべく一心に祈り続ける僧侶には、邪悪なものを見捨てずに、救い、祈り慰めようとする慈悲の心があるような気がします。


一見、難しく見えてとっつきにくい伝統芸能も、ストーリーと歌の文句が分かれば、実はそんなに難しくないもののように思いました。
普段触れることのない分野だけど、連綿と受け継がれてきた芸能であり、そして私たちは日本人だもの。
きっかけさえあればすんなりと受け入れられる素質は、もしかしたら誰にでもあるのかもしれません。

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