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  ステキ作品(BL含)と声に愛を。・・・眼鏡装着、準備はOK。
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「咎狗の血TBP」(PSP) 、今日フルコンプしました!

最後の n ルートで、思いっきり泣きました。
あれー? 前もこんなだっけかな(笑)。

改めて思い返してみると、ケイスケが生きてトシマから脱出できるのは彼自身のルートのみ、なんですよね。
n ルートではあと少しで叶いそうなところまで手が届いていながら、目前で失うという悲しすぎる結末に、目から水がブワッ。
n の計り知れない絶望と再起に、またまたブワッ。

最初にプレイしたとき、ケイスケのこと、実はあまり何とも思ってなかったんです(ファンの方ごめんなさい)。
でもケイスケはBLカテゴリにおける、単なる 「ワンコ系」 ではないですね。
今のアキラに至るまでに大きな影響を及ぼしたとても大きな存在、それが彼でした。
アキラ自身はずっと無自覚でしたが。
アキラがその事実を実感するときが、永遠の別れとなる瞬間なんて・・・・・。
私はケイスケのアキラを想う健気さよりも、自分の弱さを克服したケイスケに惹かれました。


咎狗の登場人物すべてに言えることだけれど、それぞれに譲れない事情や理由があり、生き方があり。
些細なすれ違いが二度と戻れない過去になったとき、それぞれが抱える感情のあり方、行き着く先を、今回もじっくりじっくり味あわせてもらいました。
まだ頭の奥がじーんとする・・・・。
どのキャラが好きとかもちろんあるんだけど、どの生き様も同じぐらい心に焼きつきました。


ともすれば、ノベル形式のゲームは単調と感じてしまいがちです。
・・・ですが、咎狗という物語にゲーム性はさほど重要じゃない気がしますね。
中盤までのルートがほぼ同じになってしまっているけれど、それを同じく単調と言うのなら異論を唱えざるを得ないです。
ラインにまつわる一連の物語は、どのキャラのルートであっても源流となるエピソードは同じだからです。

それぞれのルートでキャラの立ち位置が変わり、まったく別物の物語になっていたなら、咎狗の血はここまで支持されなかったんじゃないか。
どのルートを通っても、それぞれのキャラの結末がある程度わかり、物語の本筋に違和感を残さない。
この統合性こそが、コンプ後に言葉では言い表せない余韻に繋がるんじゃないかと思うのです。

例えば、n ルートでは、n が血にまみれ日本刀を手にした姿で現れるシーンがありますが、大して多くを語らないこのワンシーンにシキの運命と生き方に思いを馳せる。
「そういう余韻」 と 「想像の自由」 がプレイヤーに許されるゲームじゃないかと。
 

咎狗はPC版、PS2版、PSP版とすべてフルコンプ完了です。
でも時が経ったら、きっとまたプレイしたくなるんだろうなぁという確信を抱きつつ。
今回はこれでプレイレポを終わります。
普段味わうことのない感情を呼び起こされました。
このゲームに出会えて本当によかった! ありがとう・・・!


【追記】
「キャサリン」、思った以上に難しいよ・・・!(泣)
単純ルールのゲームほど、難易度は高いってホントだ!

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