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この感情をなんと言おう。
見終わってから今もずっとひきずったままの、拭いきれないこの胸の内を。
そうだ・・・! 叫ぼう! 叫べばいいんだ!(すっきりするかも)
モヤモヤする・・・!!!!
良くも悪くもぜんぶをひっくるめて出てくるのは、ただひたすらこの感想のみ。
いっそのこと 「劇場版マクロスF -サヨナラノツバサ-」 という映画は見ないほうがよかったかもしれない。
・・・私にとっては。
誤解しないで下さいね。 決して、否定派ではないんですよ。
前作、イツワリノウタヒメでも一応は区切りとしても良かったかもしれない終わり方だったので(ギャラクシーの陰謀は置いといて)、あのときの爽快感と感動を、そのまま持ち越しすぎたのかなぁ。
完結編、サヨナラノツバサを見るに当たっては誰もがアルト、シェリル、ランカの三角関係の決着にメインを据えた見方をしてると思うんですよ。
これを踏まえれば、アルトはどちらを選ぶのか、ちゃんと選択して終わっていて、私が願うほうのヒロインを選んでくれた・・・んだけど・・・。
どうにもこうにも、モヤモヤする!(笑)
上映が終わるこの時期、ネタバレも何もないかと思うので、これ以下は考慮せずに書くことにします。
なんで、どうしてと叫ばずにいられない・・・!
アルトーーーーーーー!!!!
ミシェルも死ななかったし、今回は大団円かなと思っていたら、まさかの主人公アルトが最後に死・・・んではいないッッ!!!(願)
あれは爆死じゃなくて、バジュラクイーンとどっかへフォールドしちゃった的な終わり方だったんだよね!?
だからブレラも死んでいないッッ!!!(無茶)
だ、誰か肯定してくださ・・・・!
たぶんこのモヤモヤは、全部ここにあるんだろうなぁ。
劇場版アルバムCDのジャケットで、アルトが見せていたあの表情が、まさか物語の結末を語っていたなんて。
寂しいような、それでいて幸せなような。
あれは自分の信じることを貫いて全うできた、最後(最期じゃないよ!)の表情だったんだね・・・。
もしアルトがフォールドしたのが事実なら、リン・ミンメイといい、サラ・ノームといい、歴代主要メンバーは行方不明が多いってことか・・・・ううむ。
前に結末を予想してブログにも書いたけれど、” 行方不明 ” は死亡を完全なものとして結論づけずに済むし、どこかで生きているとか、もしかしたら帰ってくるかもという希望を抱くこともできますしね。
現実だって必ずしも、良か否、白か黒を判断できずに終わりを迎えることだってままあるのだし。
そう思えば 「可能性を否定しない未来がある結末」 ってことで、これはこれで良し・・・・なのか。
うっ・・・またモヤモヤしてきた。
劇中、これまでのマクロスへのオマージュもあったりして嬉しかったです。
ミシェルがまさかバサラのコスをするとは!(笑)
手塚アニメとのコラボもあったりして、いろいろびっくりでした。
まさかといえば、アルトの女形時代の姿とか、ゴスロリコスも見れてイツワリノウタヒメのシャワーシーンと同じぐらい衝撃的でした(笑)。
アルトはつくづくべっぴんさんだなー・・・。
今回、グレイスが救われた形になっていて嬉しかったです。
娘ドラにあったように、シェリルへの人間的感情の決別が背景にあったと思うと、寂しくて悲しすぎる。
・・・並べるといちいち感想はあるんだけど、やっぱりラストにぜんぶ頭が持っていかれてる状態です。
で、まだ余韻を引きずったままで、私自身が気持ちを整理できていないです(汗)。
だってその証拠にほら、まともな感想書けてないもの(苦笑)。
TV版からシェリルの生き方に共感を覚え、強さに憧れ、歌に感情を何度となく揺さぶられ。
だからシェリルには劇場版完結編で一番幸せになってほしいとずっと思っていたし、マクロスFではシェリルが一番好きなんだと自分自身でも思っていたのに。
完結編を見終わったいま、どうやらそれはイツワリ・・・気持ちの一部にしかすぎなかったことに気づきました。
本当の本当、マクロスFを想う気持ちの大半は・・・・実はアルトに向けられていたことを、初めて実感したんですよ・・・・。
私自身、純粋にびっくりです。
主人公なんだから当然といえばそうなんだけど・・・不思議なものです。
いつの間に!?みたいな(笑)。
TV版はシェリルとランカの間で気持ちが揺れてばかりで、なぜS.M.Sに入ったのか、なぜ、何のために空を飛ぶのか、ずっと答えが出せないでいたアルト。
ある意味、二人のヒロインに振り回されていた感もあった気がします。
でも、劇場場のアルトは精神的にちょっとだけ大人になっていて、TV版よりも自分を含めた物事を客観的に捉えることのできるキャラになっていました。
シェリルとランカの気持ちを受け取った上で、振り回されずに、ちゃんと自分で気持ちに結論を出せた。
だからなのかな・・・シェリルやランカと同じように、観客である私もアルトに置いていかれた気がしたんですよね。
劇場版は、シェリルやランカの気持ちに応えよう(答えよう)とするよりも、まずは 「自分の生き方を貫くようなアルト」 のように感じたんです。
信じるもの、大切なものを見つけ、自分の生き方を貫いて、あまりにも急にいなくなってしまったから。
そして、私がくっついてほしいとずーっと願っていたシェリルを選んでくれたのに、見終わってみたら実感として嬉しさやドキドキ感がないんですよね。
だって、バジュラとの戦闘を追えた瞬間から、アルトとシェリルが一緒に幸せでいるシーンがないんだもの!
アルトが気持ちを伝えて時点で 「結末を迎えた」 からなんだろうなぁ。
映画って見終わったあとには、何らかの感情に浸りますよね。
切なかったり、悲しかったり、幸せな気持ちになったり、爽快になったり。
けれども 「劇場版マクロスF -サヨナラノツバサ-」 は、そのどれにも当てはまらない結末でした。
もう一度見たい、見てしっかり確認したい、という気持ちには、正直まだ当分なれそうにないです。
今は提示された事実を受け止めようとするのにせいいっぱい。
これでマクロスFは完結してしまったけれども。
TV版と劇場版、どちらのマクロスFも大好きです! これだけはずっと誓える!
こんなにも夢中になったアニメは他にない!!
なので、マクロスFオフィシャルファンクラブ 「F魂」 の更新をしました。
これで第三期もメンバーです!
これからも、何らかの形でマクロスFが続いていってくれることを心から願っています。
そして、ゆくゆくは 「サヨナラノツバサ」 もBlu-ray、DVDが発売される日が来ると思うので・・・・。
自宅で見られるようになったら、ゆっくりしっかり見直して、気持ちを整理した上で感想を書けたらいいなぁと思います。
最後に。
「イツワリノウタヒメ」、「サヨナラノツバサ」 を含め、マクロスFの世界をより正しく深く知るには、「マクロスゼロ」 は絶対に見ておいたほうがいいと思います。
ホントに今さらなアドバイスですけど(笑)。