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無事に帰ってきましたー。
京都に着いて早々雨に降られたりもしましたが、おおむね天気は晴れ。
ここ最近が異常気象なのか、仙台も京都も気温に大きな差はないですね。
仙台の方が湿度が高くて蒸し暑いです。京都はカラッとしてる。
京都を中心に、ひたすらお寺のみを巡ってきました。
もともと仏像が好きだったこともあり、時間の許す限り仏像拝観。
1000年以上経った今も変わらず人々の信仰を集め守られてきたお姿と、像に込められた仏師たちの思いを感じ取れたら、と。
途中、「聖☆おにいさん」 のキャラたちが脳裏を何度もよぎったり、思い出し笑いをしてしまったことも(笑)。
スマホのGPS+マップナビは、本当に素晴しい!! おかげで迷わずに効率よく歩けました。
これ、方向音痴の必須アイテムですよ、ホントに!! かなり重宝しました。
以下、回ったお寺メモとひとこと感想です。
【8月17日(水)】 京都
● 東寺(教王護国寺)
私にとっては、そこにいるだけでパワーが充実してくるお寺。
大日如来像の眼差しの前に、心の澱がすとんとなくなっていきます。
残念ながら、国宝の梵天像や帝釈天像は東京へ出張中。
● 三十三間堂(蓮華王院)
修学旅行では立ち寄らなかったので初めて行きました。
写真では見ていたけれど圧巻のひとことに尽きます。
ここの中尊である十一面千手千眼観音菩薩坐像が、私が一番好きな仏像です。
一日中いられたらいいのに。きっと飽きるなんてことはない。眺めていると涙がじわり。
● 六波羅蜜寺
空也上人の像がものすごくインパクトがあり、実際目にしてそれ以上のインパクトが。この表現の発想!
稀代の天才仏師親子、運慶と湛慶の像も。
御仏の姿のみならず仏師の像も作られたことに、二人の偉業がどれだけのものであったかがうかがい知れます。
【8月18日(木)】 奈良
● 長谷寺
ひたすら坂道と階段がつづくお寺。本当に大きなご本尊、十一面観音菩薩像でした。
タイミングが良かったので、正午を告げる鐘と法螺貝を聞くことができました。
隣で拝観していた初老の男性に 「今度は鎌倉の長谷寺にも行ってみないと」 と優しく声をかけていただきました。
不動明王像は残念ながら公開時期ではなく、拝観叶わず。
● 法起院
徳道上人が詠んだ句に心打たれました。
” 極楽はよそにあるのではない、わが心にあるのだ。 ”
● 薬師寺
国宝・東塔が本当に美しい。
薬師如来をはじめ、ここの仏像は今回拝観した像の中では少なめだった銅製。
木製のものとは受ける印象が全く違ってきます。
釈迦の十大弟子像もありましたが、やっぱりアナンダは男前に作られていました。
● 唐招提寺
ここの千手観音菩薩立像は、実際に千本の手を持つ観音様。
その御手はすべて一本ずつ作られ、一本ずつはめ込まれているというから驚き。
千手観音の本を購入したら、おまけとしてポストカードをどっさりいただきました。
国宝・鑑真和上坐像は一年のうち限られた時期しか厨子が開扉されず、拝観叶わず。
※ 移動中、田んぼの横を歩いているとき、初めて古墳を見ました!
【8月19日(金)】 京都
● 戒光寺
一丈六尺(540cm)とお釈迦さまの身長に合わせて作られた、釈迦如来立像があるお寺。
光背部をも合わせると10mにも! この仏像にまつわる逸話も興味深いです。
大きさに圧倒されつつも、慈悲深さを感じる表情をされています。
● 清水寺
観光スポットとしてもメジャーなこのお寺は、平日でも人多し。
厨子は33年に一度の開扉なので、ご本尊拝観はできず。
清水の舞台は下から見上げるのが、なかなかに興味深いです。
● 千本釈迦堂(大報恩寺)
破損の少ないほぼ完璧な状態で、六観音像が霊宝館に安置されています。
薄暗かったせいか、より美しさが際立っていた気がします。端整で優美なお姿は本当に溜息もの。
十大弟子像もありましたが、やっぱりアナンダは男前でした(笑)。
ご本尊は開扉されておらず拝観不可だったけれども、本堂にひとり厨子を前に座していると不思議なほど落ち着きました。
このお寺は義空上人によって創設されたそうですが、義空上人は藤原秀衡の孫に当たる人だそうです。
ふるさと岩手の偉人の縁者が創設したお寺を参拝・・・・感激。
【8月20日(土)】 奈良
● 興福寺
この旅で一番、眺めてみたかった像がここの国宝館に!
そう、いわずもがな。あの有名な国宝 「阿修羅像」 です。
修学旅行で来た当時と、展示がだいぶ変わっていました。
阿修羅像はどの角度から眺めても完璧な像です。物言わず仏敵を諌めるかのような眼差しは、憂いを秘めているようにも、厳しさを表現しているようにも見えます。
ここで興福寺本をはじめ、阿修羅像グッツに散財してしまった私は煩悩のかたまり(汗)。
千手観音立像も圧倒的な存在感でした。
● 奈良国立博物館
お寺ではないけれど、大変貴重で興味深い仏像がたくさん展示されています。
飛鳥時代からの時代の流れを仏像に見ることができます。
仏像の表情や表現にも流行があったんですね!
1階では仏像の作り方が展示されており、初心者にも大変わかりやすいです。
● 東大寺
ここも観光スポットとしても有名なので、たくさんの人が参拝していました。
中学の修学旅行での印象よりも大きく感じなかった・・・・。これが大人になったことか・・・・!
大仏殿は創建当時がもっとも大きかった(幅)というから驚きです。
鹿、かわええ。写真をとりまくりました。ちょっと牛のにおいに似てる(笑)。
仏像は鎌倉時代、慶派の作品が好きです。
平安時代のものが無表情ともとれる表情が多いのに対して、仏師の息遣いや勢い、感情を感じ取ることができるからです。
あの躍動感! かと思えば精巧で優美な像もあり。
像の作成に当たっては細部にわたり工夫のあとが見え、昔の人の発想と知恵にはいつも驚かされます。
仏像の世界は奥深くて、興味が尽きません。
もっとあれこれ語りたいけど、始まると長くなる気がするのでこのあたりで(笑)。
3泊4日の日程では廻りきれる場所ではないですね、京都・奈良は。
今回は諦めたものの、いつか清涼寺、神護寺、仁和寺、醍醐寺、法隆寺にも行ってみたいです。
いっそ次回は神社巡りにしようか(笑)。
いや、東寺と三十三間堂にはまた絶対ぜったい行きたい!・・・と、希望は尽きないです(笑)。
この旅を決めたとき、夏休みや休暇を被災地でのボランティアに向かう方もいらっしゃる中、被災地の私が旅行に行っていていいのかという罪悪感も抱きました。
ずっと無気力だったけどゴスに力をもらって、やっとよその空気に触れたいと思うようになったことと、一人旅で自分に向き合ってみたいと願っての旅でした。
お寺を巡ること、参拝することで、心が素直に、そして無垢になる気がします。
たくさんパワーをいただいてきたので、明日からまた頑張ります!
京都に着いて早々雨に降られたりもしましたが、おおむね天気は晴れ。
ここ最近が異常気象なのか、仙台も京都も気温に大きな差はないですね。
仙台の方が湿度が高くて蒸し暑いです。京都はカラッとしてる。
京都を中心に、ひたすらお寺のみを巡ってきました。
もともと仏像が好きだったこともあり、時間の許す限り仏像拝観。
1000年以上経った今も変わらず人々の信仰を集め守られてきたお姿と、像に込められた仏師たちの思いを感じ取れたら、と。
途中、「聖☆おにいさん」 のキャラたちが脳裏を何度もよぎったり、思い出し笑いをしてしまったことも(笑)。
スマホのGPS+マップナビは、本当に素晴しい!! おかげで迷わずに効率よく歩けました。
これ、方向音痴の必須アイテムですよ、ホントに!! かなり重宝しました。
以下、回ったお寺メモとひとこと感想です。
【8月17日(水)】 京都
● 東寺(教王護国寺)
私にとっては、そこにいるだけでパワーが充実してくるお寺。
大日如来像の眼差しの前に、心の澱がすとんとなくなっていきます。
残念ながら、国宝の梵天像や帝釈天像は東京へ出張中。
● 三十三間堂(蓮華王院)
修学旅行では立ち寄らなかったので初めて行きました。
写真では見ていたけれど圧巻のひとことに尽きます。
ここの中尊である十一面千手千眼観音菩薩坐像が、私が一番好きな仏像です。
一日中いられたらいいのに。きっと飽きるなんてことはない。眺めていると涙がじわり。
● 六波羅蜜寺
空也上人の像がものすごくインパクトがあり、実際目にしてそれ以上のインパクトが。この表現の発想!
稀代の天才仏師親子、運慶と湛慶の像も。
御仏の姿のみならず仏師の像も作られたことに、二人の偉業がどれだけのものであったかがうかがい知れます。
【8月18日(木)】 奈良
● 長谷寺
ひたすら坂道と階段がつづくお寺。本当に大きなご本尊、十一面観音菩薩像でした。
タイミングが良かったので、正午を告げる鐘と法螺貝を聞くことができました。
隣で拝観していた初老の男性に 「今度は鎌倉の長谷寺にも行ってみないと」 と優しく声をかけていただきました。
不動明王像は残念ながら公開時期ではなく、拝観叶わず。
● 法起院
徳道上人が詠んだ句に心打たれました。
” 極楽はよそにあるのではない、わが心にあるのだ。 ”
● 薬師寺
国宝・東塔が本当に美しい。
薬師如来をはじめ、ここの仏像は今回拝観した像の中では少なめだった銅製。
木製のものとは受ける印象が全く違ってきます。
釈迦の十大弟子像もありましたが、やっぱりアナンダは男前に作られていました。
● 唐招提寺
ここの千手観音菩薩立像は、実際に千本の手を持つ観音様。
その御手はすべて一本ずつ作られ、一本ずつはめ込まれているというから驚き。
千手観音の本を購入したら、おまけとしてポストカードをどっさりいただきました。
国宝・鑑真和上坐像は一年のうち限られた時期しか厨子が開扉されず、拝観叶わず。
※ 移動中、田んぼの横を歩いているとき、初めて古墳を見ました!
【8月19日(金)】 京都
● 戒光寺
一丈六尺(540cm)とお釈迦さまの身長に合わせて作られた、釈迦如来立像があるお寺。
光背部をも合わせると10mにも! この仏像にまつわる逸話も興味深いです。
大きさに圧倒されつつも、慈悲深さを感じる表情をされています。
● 清水寺
観光スポットとしてもメジャーなこのお寺は、平日でも人多し。
厨子は33年に一度の開扉なので、ご本尊拝観はできず。
清水の舞台は下から見上げるのが、なかなかに興味深いです。
● 千本釈迦堂(大報恩寺)
破損の少ないほぼ完璧な状態で、六観音像が霊宝館に安置されています。
薄暗かったせいか、より美しさが際立っていた気がします。端整で優美なお姿は本当に溜息もの。
十大弟子像もありましたが、やっぱりアナンダは男前でした(笑)。
ご本尊は開扉されておらず拝観不可だったけれども、本堂にひとり厨子を前に座していると不思議なほど落ち着きました。
このお寺は義空上人によって創設されたそうですが、義空上人は藤原秀衡の孫に当たる人だそうです。
ふるさと岩手の偉人の縁者が創設したお寺を参拝・・・・感激。
【8月20日(土)】 奈良
● 興福寺
この旅で一番、眺めてみたかった像がここの国宝館に!
そう、いわずもがな。あの有名な国宝 「阿修羅像」 です。
修学旅行で来た当時と、展示がだいぶ変わっていました。
阿修羅像はどの角度から眺めても完璧な像です。物言わず仏敵を諌めるかのような眼差しは、憂いを秘めているようにも、厳しさを表現しているようにも見えます。
ここで興福寺本をはじめ、阿修羅像グッツに散財してしまった私は煩悩のかたまり(汗)。
千手観音立像も圧倒的な存在感でした。
● 奈良国立博物館
お寺ではないけれど、大変貴重で興味深い仏像がたくさん展示されています。
飛鳥時代からの時代の流れを仏像に見ることができます。
仏像の表情や表現にも流行があったんですね!
1階では仏像の作り方が展示されており、初心者にも大変わかりやすいです。
● 東大寺
ここも観光スポットとしても有名なので、たくさんの人が参拝していました。
中学の修学旅行での印象よりも大きく感じなかった・・・・。これが大人になったことか・・・・!
大仏殿は創建当時がもっとも大きかった(幅)というから驚きです。
鹿、かわええ。写真をとりまくりました。ちょっと牛のにおいに似てる(笑)。
仏像は鎌倉時代、慶派の作品が好きです。
平安時代のものが無表情ともとれる表情が多いのに対して、仏師の息遣いや勢い、感情を感じ取ることができるからです。
あの躍動感! かと思えば精巧で優美な像もあり。
像の作成に当たっては細部にわたり工夫のあとが見え、昔の人の発想と知恵にはいつも驚かされます。
仏像の世界は奥深くて、興味が尽きません。
もっとあれこれ語りたいけど、始まると長くなる気がするのでこのあたりで(笑)。
3泊4日の日程では廻りきれる場所ではないですね、京都・奈良は。
今回は諦めたものの、いつか清涼寺、神護寺、仁和寺、醍醐寺、法隆寺にも行ってみたいです。
いっそ次回は神社巡りにしようか(笑)。
いや、東寺と三十三間堂にはまた絶対ぜったい行きたい!・・・と、希望は尽きないです(笑)。
この旅を決めたとき、夏休みや休暇を被災地でのボランティアに向かう方もいらっしゃる中、被災地の私が旅行に行っていていいのかという罪悪感も抱きました。
ずっと無気力だったけどゴスに力をもらって、やっとよその空気に触れたいと思うようになったことと、一人旅で自分に向き合ってみたいと願っての旅でした。
お寺を巡ること、参拝することで、心が素直に、そして無垢になる気がします。
たくさんパワーをいただいてきたので、明日からまた頑張ります!
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