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髪を切りました!
こんなにバッサリやったのは、何年ぶりかな。
腰まであった長さは今、あごとほぼ同じぐらい。 ショートボブってやつです。
重みを残したのでクラシカルな感じですよ。
例えるならえーと、「バクマン。」 に登場する蒼樹嬢の前髪なしバージョンて感じですかね。
めちゃくちゃ軽いし、何より色んなところにはさまることがなくなりました(笑)。
帰りはお買物をしてきました。
髪を切っている間に手にとっていた雑誌に掲載されていたのが、気になって!
【 おしながき 】
・ 鬼宿の庭 (1)(2) (佐野未央子)
・ LaLaDX 11月号
「鬼宿の庭 (1)(2)」
佐野さんの作品を読むのは久しぶりです。 「こっちむいてチュ」 まではちらっと読んだ気が・・・。
現代モノを描く方だとばかり思っていたので、この作品は私の中で異例。
例によって私が好む、人と人外の者とのお話です。
< あらすじ >
明治か大正の時代、絵師である可風(かふう)はある日風で折れた百合を見つけ、持っていた書物を引き裂き、結んでやった。
それから数日後、百合の礼をしたいと突然老婆が目の前に現れ、案内されたのは草木百花を司る精霊、たまゆら姫の屋敷だった。
そして二人は、恋に落ちた・・・。
読み始めて驚いたのは、佐野さんの絵の雰囲気が変わっていたこと!
こんなにしっとりとした絵を描く方だったとは! 端整で色気があって。
たまゆら姫のたおやかな美しさ、可風の穏やかさと優しさ・・・ものすごく人肌を感じる描き方なんですよ。
人と人ならざるもの=神さまの恋物語なので、怖いとか奇妙といったものはないです。
可風は人の手で手折られる花にも心を配り、咲き誇った花に愛情を注ぐ、優しい人物。
だから草木花々の精たちからとても人気があります。
たまゆら姫の屋敷で花の精たちからからかわれる描写があちこちにあるんですが、「わかるわかる!」と納得してしまうんですよね。
優しく、純粋な人というものは、かわいがり・・・いや、愛でたくなるものです(笑)。
かといって、ただの優男と思うなかれ。
たまゆら姫への募る思いを隠すことなく、正々堂々と求婚するあたり、肝は据わっています(なにせ相手は神様)。
たまゆら姫の父、オオワタツミの神にも臆することなく、結婚を許してもらおうと奮闘する姿にぐっときます!
大事な人をいざというときに守りきる強さに、大和男魂をみました!
そんな可風が思いを寄せるたまゆら姫は、うっとりするほど美しい人。
神様らしく(?)高飛車な態度をとったかと思えば、冗談も言ったりするし、表情がころころ変わって可愛らしい。
遊び心も解するこの姫神様は、美人だからと言って妬む気持ちなど微塵も持てない、すごく魅力的な人です。
可風じゃなくても、同性でも好きになる(笑)。
たびたび可風と会っているうちに、彼の人柄に惹かれて、やがては共に結婚を願うまでになります。
たまゆら姫もまた可風を想う気持ちを隠すことをしないので(たまにツンデレるけど・笑)、それがまたいっそう可愛らしいんですよ♪
お互いに気持ちは確かめ合っているものの、神様との婚姻はなかなか大変そうです。
とは言ってもこの二人は、もうすでに長年連れ添った夫婦のような落ち着きがあるんですよね。
大事なことは言葉にせずとも、目と目で通じ合えるような。
だからこのままでも幸せかな、とも思うんだけども・・・・そうでした!
このままでは一月に一度、鬼宿の日にしか会えないんだった!
台詞でなく、1シーン、1コマでの表情だけで二人が想いを寄せていく様子を見せていて、それが読み手に伝わって気持ちが一緒になっていきます。
コマ割や表情、間で魅せる見せ方にも、ぜひ注目して読んでいただきたいです!
いつか晴れて夫婦となれるよう、草木花の精たちとともに応援したい!
自然とそういう気持ちが強くなる、微笑ましいお話でした。
かなりオススメな作品です!
こんなにバッサリやったのは、何年ぶりかな。
腰まであった長さは今、あごとほぼ同じぐらい。 ショートボブってやつです。
重みを残したのでクラシカルな感じですよ。
例えるならえーと、「バクマン。」 に登場する蒼樹嬢の前髪なしバージョンて感じですかね。
めちゃくちゃ軽いし、何より色んなところにはさまることがなくなりました(笑)。
帰りはお買物をしてきました。
髪を切っている間に手にとっていた雑誌に掲載されていたのが、気になって!
【 おしながき 】
・ 鬼宿の庭 (1)(2) (佐野未央子)
・ LaLaDX 11月号
「鬼宿の庭 (1)(2)」
佐野さんの作品を読むのは久しぶりです。 「こっちむいてチュ」 まではちらっと読んだ気が・・・。
現代モノを描く方だとばかり思っていたので、この作品は私の中で異例。
例によって私が好む、人と人外の者とのお話です。
< あらすじ >
明治か大正の時代、絵師である可風(かふう)はある日風で折れた百合を見つけ、持っていた書物を引き裂き、結んでやった。
それから数日後、百合の礼をしたいと突然老婆が目の前に現れ、案内されたのは草木百花を司る精霊、たまゆら姫の屋敷だった。
そして二人は、恋に落ちた・・・。
読み始めて驚いたのは、佐野さんの絵の雰囲気が変わっていたこと!
こんなにしっとりとした絵を描く方だったとは! 端整で色気があって。
たまゆら姫のたおやかな美しさ、可風の穏やかさと優しさ・・・ものすごく人肌を感じる描き方なんですよ。
人と人ならざるもの=神さまの恋物語なので、怖いとか奇妙といったものはないです。
可風は人の手で手折られる花にも心を配り、咲き誇った花に愛情を注ぐ、優しい人物。
だから草木花々の精たちからとても人気があります。
たまゆら姫の屋敷で花の精たちからからかわれる描写があちこちにあるんですが、「わかるわかる!」と納得してしまうんですよね。
優しく、純粋な人というものは、かわいがり・・・いや、愛でたくなるものです(笑)。
かといって、ただの優男と思うなかれ。
たまゆら姫への募る思いを隠すことなく、正々堂々と求婚するあたり、肝は据わっています(なにせ相手は神様)。
たまゆら姫の父、オオワタツミの神にも臆することなく、結婚を許してもらおうと奮闘する姿にぐっときます!
大事な人をいざというときに守りきる強さに、大和男魂をみました!
そんな可風が思いを寄せるたまゆら姫は、うっとりするほど美しい人。
神様らしく(?)高飛車な態度をとったかと思えば、冗談も言ったりするし、表情がころころ変わって可愛らしい。
遊び心も解するこの姫神様は、美人だからと言って妬む気持ちなど微塵も持てない、すごく魅力的な人です。
可風じゃなくても、同性でも好きになる(笑)。
たびたび可風と会っているうちに、彼の人柄に惹かれて、やがては共に結婚を願うまでになります。
たまゆら姫もまた可風を想う気持ちを隠すことをしないので(たまにツンデレるけど・笑)、それがまたいっそう可愛らしいんですよ♪
お互いに気持ちは確かめ合っているものの、神様との婚姻はなかなか大変そうです。
とは言ってもこの二人は、もうすでに長年連れ添った夫婦のような落ち着きがあるんですよね。
大事なことは言葉にせずとも、目と目で通じ合えるような。
だからこのままでも幸せかな、とも思うんだけども・・・・そうでした!
このままでは一月に一度、鬼宿の日にしか会えないんだった!
台詞でなく、1シーン、1コマでの表情だけで二人が想いを寄せていく様子を見せていて、それが読み手に伝わって気持ちが一緒になっていきます。
コマ割や表情、間で魅せる見せ方にも、ぜひ注目して読んでいただきたいです!
いつか晴れて夫婦となれるよう、草木花の精たちとともに応援したい!
自然とそういう気持ちが強くなる、微笑ましいお話でした。
かなりオススメな作品です!
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